先日、娘と電車に乗っていると杖をついたお婆さ
んが乗車してきました。娘が譲ろうと席を立とう
とすると、隣に座っていた高校生が立ち上がり、
「どうぞ」とお婆さんに声をかけました。
お婆さんはニッコリして「ありがとう。でもあな
たも荷物が多くて大変でしょ。座っといて。」と
遠慮しました。
高校生は「大丈夫です。次で降りるので。」と答
え、お婆さん「本当にいいの?ありがとう。」と
ほほ笑みながら座りました。ふと次の駅で降りた
高校生を目で追っていると足早に隣の車両に乗る
姿が見えました。
高校生の嘘にちょっと温かい気持ちになりました。